4月に入り、少し暖かくなり始めた頃に増えるのが肌トラブルです。
毎年、なぜこの時期に肌トラブルがはじまるの？と疑問に思っている方に、春の肌トラブルのメカニズムと効果的な対策をお教えします。
かぶれや湿疹の原因
4月に入れば暖かくなってきますが、暖かくなるという事は紫外線が増えるという事です。
紫外線が増えれば肌荒れが起き易くなるのは何となくお分かりだと思います。
ではなぜそうなるのか？それはお肌の抵抗力が関係しているのです。
冬場の紫外線が少ない環境から、かなりの右肩上がりで4月頃には紫外線が増える事になります。
当然気温も上がりますので、薄着になってきます。
今まで隠れていたお肌は紫外線に対して弱いのに、いきなり薄着で紫外線を浴びる事になるのです。
更に追い討ちをかけるように冬場の名残でもある、乾燥した強い春風が吹きます。
最近では花粉やホコリと共にPM2.5も舞っている事でしょう。
これは肌刺激を与え、皮膚の水分も奪うという危険な組み合わせなのです。
これは主なかぶれや湿疹の原因となっています。
あせもやニキビの原因
この時期は"あせも"や"ニキビ"が出来やすい時期でもあります。
先ほどの環境変化の他に、暖かくなる事で発生する事と言えば発汗です。
エアコンをつけるまでも無く、とても過ごしやすい季節ですが、暖かい日中と日が落ちている夜～朝方の温度差が結構あるので、風邪を引きやすい時期でもあります。
夜はまだまだ肌寒く、どうしても布団を多めにかける事もあるかと思います。
その結果、大量の汗をかいてしまいます。
しかも寝ている状態なので拭く事も出来ません。
実は汗を放置しておくとアルカリ性に変化し、弱酸性である皮膚を攻撃する形となって抵抗力を弱らせ雑菌を繁殖させるきっかけになります。
雑菌が繁殖すると、間接部分などは痒くなったりするので無意識のうちに掻くことになるでしょう。
朝起きるとあせもが・・・なんて事ありませんか？
夜のうちはニキビが無かったのに、オデコや首周りにニキビが・・・なんて事ありませんか？
全て汗が引き起こした肌トラブルだったのです。
春の肌荒れに負けない方法とは？
まず第一はお肌を清潔に保つ事です。
起きている時はこまめに少し湿らせた清潔なハンカチやタオルなどで拭き、ベタベタしないタイプのハンドクリームを塗っておきましょう。
寝ているときの対策としては、汗をかかない程度の温度調整を・・・なんて難しいですよね。
ここで是非試してもらいたいのが就寝前の半身浴です。
そんな事したら余計汗が！と思いますが、どうせ寝ている間に出てくる老廃物ですから、寝る前に全て出してしまえば良いのです。
半身浴の目安はおへそより少し上にくる位の湯量で、38～40℃のお湯に45分ほど浸かって下さい。
汗をよく出すために、岩塩を入れると効果的です。
岩塩を入れると入れないとでは全く汗の量が違いますし、ミネラルたっぷりのやわらかいお湯になるため、リラックス効果にもつながります。
※水分をしっかり取りながら行いましょう。
半身浴はニキビの原因でもある冷えや血行改善効果もありますので、お肌が健康になる事は間違いありません。
もし半身浴をするにはちょっと時間が無いという方は、洗面器などで15分ほどの足湯を試してみて下さい。
そしてお風呂上りにお水を飲み、汗がひいたころに寝ればグッスリ眠れますし、ニキビやあせもにもなりにくいのです。
朝起きて汗をかいていたかな？と感じるようなら、シャワーを浴びるか汗を拭き取って活動を開始しましょう。
まとめ
実際に私は、この方法で春の肌トラブルを起こさないようになりました。
社会人になるとゆっくりお風呂に入る時間を作るのは難しいですが、何かを削ってでも実践して欲しいです。
削った分だけお肌の調子が良くなるという形で返ってきますよ。
コメント