お箸が止まらないのは当たり前!癖になる美味しさ!


今回の秘伝レシピは完成前の途中段階でもおいしすぎるので、ちょっと味見を(パクッ)・・・なんてことをしていると気づかぬうちに味見ばかりしてしまい、完成前に無くなってしまうほどです。
食べ過ぎ注意!心して本編をお読み下さい。

以前の記事で書いた通り、私は中高生の間茶道を習ってまして、稀にお食事会がありました。
着物を着てのお食事会・・・今思えばあれは茶懐石だったと思います。

振舞われるお料理は、当時和食にまだ興味の無い私ですら夢中で食べてしまうほど、全てのお品が美味しかったのを思い出します。
上品なお品が次々と出てきました。
これらは全てお茶の先生が作ったもので、そのお茶の先生秘伝の”なすの辛子漬け”となれば美味しさも伝わるはずです。

そのまま食べてもよし、熱々のご飯と食べるのもよし、食事の〆にお茶漬けにして食べれるなど、この万能ぶりには驚かされます。

このなすの辛子漬けのレシピは、お茶の先生から私の母へ、そして母から私へと受け継がれてきた次第です。
私が教える相手がまだ居ない事は触れずに進めましょう。

ところでそのなすの辛子漬けは酒に合うのか!?と聞こえてきそうですが、ご安心を。
日本酒や焼酎との相性は言葉にならないほどです。

それでは今回は厳かな雰囲気の中お料理開始です。

 

■【秘伝】なすの辛子漬け■


<材料>()の中が秘伝レシピですが、多いので約1/4で作ってます。
・なす 500g(2kg)
・塩 54g(1合)
・しょうゆ 68cc(1.5合)
・砂糖 63g(250g)
・和からし 10g(40g)今回は練りからしを使用しました。
・酢 20cc(75cc)

<作り方>
(1)なすを切る

なすはヘタをとり、厚さ1.5cmくらいに切ります。
輪切りでも半月切りでもどちらでもいいですよ~
今回は半月切りにしました。

なす選びのポイント
画像のようにヘタのトゲが元気で触って痛いものが新鮮です。

今回調理中に指に刺さって痛い思いをしました(汗
なすの扱いには気をつけてくださいね。

(2)塩に漬け込む

大きめのボウルになすを入れ、塩をまぶします。(しっかり目のビニール袋でも大丈夫です)
全体に塩がなじむよう軽くかき混ぜてください。

この状態で8時間以上放置します。

こんな感じになります。

(3)調味料を合わせておく

まず砂糖と和からしを良く混ぜ合わせます。
次にしょうゆを少しずつ加えながら混ぜ、最後に酢を加えて出来上がり。
混ぜ合わせないと、チューブタイプの和からしはダマになってしまうのでサボらないでね~

こうなります。

(4)なすを絞る

8時間以上経ったら、なすを絞ります。
水気が残ると味が薄まってしまうので、しっかり絞ってください。
でも力まかせに絞ると身がぐずぐずになるので優しく丁寧にしてくださいね。

(5)調味料をからめる

水気を絞ったなすに(3)をからめます。
間違ってはいけないのが、からしの種類です。
“和からし”じゃないといけませんよ。これポイントです。
きちんと混ざったら3日間冷蔵庫で漬け込みます。

1日後

1日でも結構染み込んでますね。
まだしょっぱいですが、既に美味しいです。

2日後

かなり漬物らしくなってきましたね。
随分美味しくなってきました。

3日後

完成しました。
今回も予想通り半分以上つまみ食いで無くなりました。

(6)器に盛り付けて完成

予め切っているので、できあがったら器に盛るだけでOK
ほかほかご飯と一緒にどうぞ♪